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畳表とは、い草から作られていて、主に生産しているのは熊本県です。産地に行って今の現状を見てきました。

畳表と言っても、原料はさまざまになってきています。

生産している場所や今の現状を見ていきたいと思います。

畳表とは?

い草から作られているのが畳表ですが、最近では、紙や樹脂で出来ているものもあります。

それぞれに特徴があり、メリット・デメリットがあります。詳しくはこちらから。

寝室にはこれ、ペットがいる部屋はこれ、勉強部屋はこれなど、

お部屋の使い方によって使い分けるのもよいでしょう。

熊本県藺製品卸商業協同組合にとてもよくわかりやすい資料があります。詳しくはこちらから。

畳表の生産地

畳表の生産地は、国内ですと、熊本県、福岡県、佐賀県、広島県、高知県、沖縄県、石川県があります。

海外では、中国、ベトナム、タイなどがありますが、畳表としては主に、中国になります。

知られていませんが、意外とイ草は近くに生えていますよ。

これは、お客様の庭先に生えていたものです。

この雑草のように生えているのを、畳表として使えるようにするのがとても大変なのです。

畳表の作り方はこちらから小学校の授業でも使えるかも、畳表が出来るまで。

熊本県のイ草の生産状況

国産畳表の約95%を作る熊本県の現状を見ていきたいと思います。

この資料にを見てわかるように、イ草の生産農家さんはH18 年から比べて昨年は半分以下になっています。

作付面積は、約1/3にまでなっています。

このような状況なので、国内で流通している畳表の約7割が中国産になっています。

国産畳表、特に良質なものはなかなか手に入りずらい状況になってきています。

現場は頑張っています。

試行錯誤を繰り返し家老をしながら、畳を残す為にたくさんのイ草農家さんが頑張っておられます。

何人かのイ草農家さんをご紹介します。

天津 謙治 弘也 親子

「銀河」というブランドの畳表があります。詳しくはこちらから。

東家 聖治

「聖和SHOUWA]というブランド畳表があります。詳しくはこちらから。

茣蓙蔵十平 畑野泰人

6代目茣蓙蔵十平を名乗っています。詳しくはこちらから。

イ草農家さんは厳しい状況にありながらも、自分たちのイグサに愛をこめて、自分が作る畳表を「ブランド」化してイ草の生産から畳表の製織まで頑張っています。

村上 友教

イグサックを名乗りTikTokで配信しています。詳しくはこちらから。

イグサックのことはほんの一部ですが、こがこちらから。

井戸 淳

若藺会に所属して頑張っています。詳しくはこちらから。

田淵 満稔

さわはた畳屋の畳表を作って頂いております。詳しくはこちらから。

まだまだ、他にもたくさんの方が、畳表の生産を頑張っています。

まとめ

今回取材をして思ったのが、い草を生産するのはとても大変で、畳表になるまでは約2年から3年かかるほど苦労するので畳表の生産農家さんは減ってきていますが、まだまだ、工夫をしながらイ草を栽培している農家さんがいます。私たち畳屋はこの努力に報いるためにも「畳」をお届けすために努力していかなければと思うのと、農家さんに感謝します。

天然い草の畳表は紙や樹脂で出来ている畳表に比べて、色々な力を持っています。是非、天然のイグサの畳表をお選びください。

天然イ草の畳表のこうのうについて詳しくはこちらから。

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