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小学校の授業でも使えるかも、畳表が出来るまで。

小学生でもわかりやすいように画像を交えながら、畳表が出来るまでのお話をさせて頂きます。

1次苗(いちじなえ)

12月ごろ、畑(苗床)に苗を植えます。

寒さから守るために、もみ殻を敷きます。

2次苗(にじなえ)

8月ごろに、畑(苗床)から苗を掘り起こして、良い苗だけを夏の暑さから苗を守るために、昼は水を入れ、夜は水を抜く作業を燈火間夏の暑さから苗を守るために、昼は水を入れ、夜は水を抜く作業を10日間ぐらい繰り返します。水を入れかえることにより苗の育成を促します。

  

本田(ほんでん)植え

11月中旬ごろから、水田で育った苗を掘り起こし株分けをして、本田(ほんでん)に植え付けます。

  

先刈り

4月下旬ごろから、苗の根元に日光が当たるようにイ草の先を刈り取り、田圃の土の温度を上げて、新芽の発芽を促します。

網掛け

イ草は、細くて150㎝以上に伸びますので、倒れたり、織れたりしないように田んぼ全体に網を張ります。

刈り取りできる長さになるまで、イ草の成長に合わせて、網を上げていきます。

刈り取り

6月下旬から7月の中旬にかけて刈り取りをします。

イ草は、昼間の暑い時に刈り取ると痛むので、気温が高くない、早朝や夕方に行います。

泥染め

刈り取ったイ草は、その日のうちに、イ草独自の、色・ツヤ・香りを出すために天然染土を使い泥染めを行います。

その後乾燥機に入れて乾燥させて、ビニール袋に入れて倉庫に保管して熟成させます。

    

イ草の選別

熟成させてイ草を、キズ・色・太さをチェックしながら、長さごとに4つの種類に分けます。

   

製織

選別した長さごとに、キズや太さのチェックをして畳表に織っていきます。

出来た畳尾もお手はキズが無いか検品をして出来上がりです。

 

まとめ

この様に、畳表は、種からではなく、苗から育てて、2回の株分けをして増やして育てます。

畳表に仕上がるまでに、約2年間かかります。

イ草農家は、寒い冬に植え付けて、暑い夏に刈り取り、畳表1枚1枚心を込めており上げます。

畳屋は、真心こもった畳表を皆様にお届けしています。

 

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