襖と言っても外見ではわかりませんが、下地の構造によっていろいろあります。
それぞれ耐久性や意匠・環境面でそれぞれに特徴ごとに違いを見ていきたいと思います。
Table of Contents
襖の内部構造(下地)の違いによる分類
和ふすま
木製の周囲カマチと縦3本横11本の中子で障子のように組んだ骨地に、下張紙・胴張紙を張ったふすま下地です。
量産系ふすま
発砲系ふすま
発泡プラスチックをベースにしてチップボール紙とアルミ箔を貼ったふすま下地です。最近のマンションや建売住宅に多く見られます。
段ボール芯ふすま
三~五層位の段ボール紙の芯材にアルミ箔を張ったふすま下地です。マンションや建売住宅に多く見られます。
特徴
和ふすま
張り替え時には簡単にふすま紙をめくることが出来るため、何回でも下地をリユースすることが出来ます。
下地とふすま紙の間に空気の層があるため、室内の調湿効果があるといわれています。
量産ふすま
張り替え時にはふすま紙をめくらず、その上に重ね貼りをします。そのために、ふすま全体の反りやシミが発生する場合があります。
まとめ
襖の芯材(下地)はマンションや戸建てを購入した時についているものですから、選ぶことは出来ませんが、張り替え時には、使い方によって機能を考えてもいいかもしれません。
畳もそうですが、襖も、日本の生活と気候風土に最適なものです。
日本の内装材料辞典も参考にしてください。HPこちらから
襖の内部構造|襖の基礎知識|襖辞典|日本の内装材料辞典 (naisouzairyou-annai.jp)