畳替えのメンテナンスの中で「裏返し」とありますが、何て読むのか、費用は?DIYで自分で出来るのか?などご説明していきます。
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読み方
裏返し…うらがえし
と読みます。
裏返しは何をするの
裏返し作業をご説明するにあたって畳の構造をお話しするとわかり易くなります。
畳の構造
畳は以下の通り、畳床・畳表・畳ヘリから出来ています。
畳は、畳床・畳表・畳ヘリから出来ていて、機械などで縫い合わせて仕上げています。
裏返しって何をするの?
裏返しとは、今、使っている畳を、畳床(芯)はそのままで、その畳床(芯)から畳表と畳ヘリをはがし、剥がした畳表を裏返しして、新しい畳縁を付ける作業を裏返しと言います。
シミや破れがあるとできない場合がありますので、畳屋さんにご相談ください。
畳の裏返しをする目安は?
新畳や表替えをして4年前後です。
畳表の種類やランクによっても違いがありますが、3年ぐらいたつと、畳の日焼けや痛みが目立ってきますので、裏返しを行うと新品ほどではありませんがキレイになります。
裏返しの頃をチェック!
1、畳表が洋服や靴下につきませんか?
2,畳表にクボミやヘコミはありませんか?
3,畳表が破れていたり焦げていたりしませんか?
4,畳と畳の隙間が空いていませんか?
5,畳表の色が濃い茶色や黒ずんでいませんか?
6,畳表にシミはありませんか?
7,畳が湿っぽくカビ臭くないですか?
この様なことが気になりましたら裏返しのサインです。
裏返し作業、相場のお値段は?
裏返しの作業はどこの畳屋さんもあまり変わりませんので、そんなに金額の違いは出ませんが、畳床の凸凹や、隙間などなくすように作業する畳屋さんはそれなりの金額となります。
裏返しの作業工程
今、使っている畳の畳床から畳表をはがします。
はがした畳表を裏返します。
こんなに色が違います。
この画像で、水がついているのが気になりますよね、
実はこの畳表、天然イ草なのに水をはじいているのです。
しかも、5年が過ぎても。
詳しくはこちらから。
作業を動画で見るとわかり易いのでこちらをご覧ください。
”縁を付ける作業はこちらから。
まとめ
畳表は、裏と表が使えるとてもリーズナブルでエコな商品なのです。
裏返しというと、忍者が畳を「ポン」っとたたいてひっくり返すのを想像する方もおるかもしれませんが、
畳自体の裏が使えるのではなくて、畳表をひっくり返すのを「裏返し」と言います。
なので、自分で畳を持ち上げて裏にすればいいというわけではないので、プロの畳屋さんにご相談ください。