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そろそろ我が家の畳を取り換えたいけど、畳替えといっても、「新畳」「表替え」「裏返し」とあるけれど、何がどう違うの?我が家の畳はどれになるのか?の疑問にお答えします。

畳を取り換えたいけれど、「新畳」「表替え」「裏返し」と色々あるけど、何をするのか?どう違うのか?我が家の畳はどれになるの?

そんな、あなたのお悩みにお答えする、セルフチェック!

まずは畳の構造から

畳の構造を知ることで、新畳。表替・裏返しの違いが見えてきます。

 

畳は、畳床・畳表・畳ヘリから出来ていて、機械などで縫い合わせて仕上げています。

畳床

昔は全てワラで作られていましたが、最近では、建物の構造が変わってきていますので、ポリスチレンフォームとインシュレーションボードの組み合わせが多くなっています。

ワラ床

昔ながら使われてきているもので、ワラを何層にも重ねて作られているもの。

畳ならではの感触や味わい、吸放湿性・耐久性・防音性・復元力に優れています。

これは、ワラ床の断面で、ワラの1本1本が空洞になっているので、

これが、吸放湿性や防音性の機能や独特な柔らかさがあります。

建材床

 

ポリスチレンフォームやインシュレーションボードを使用して作られています。

断熱性・防音性に優れています。

最近の建物は、気密性に優れていますので建材床を使います。

主に畳床は、この2種類が多く使われています。

他に、ワラとポリスチレンフォームを組み合わせた物や、インシュレーションボードだけで出来たものもあります。

厚みも15ミリ~60ミリと色々あります

畳表

畳表の素材には、天然イ草・紙(機械すき和紙)・樹脂から出来ています。

それぞれどう違うのでしょうか?

天然イ草の畳表

天然イ草の畳表の特徴

1,お部屋の湿気をコントールしたり、有害物質を吸着したりと、空気清浄機の機能を持っています。

2,夏は涼しく冬は暖かく感じるなど断熱や保温性に優れています。

3,音を吸収するなどの遮音効果があります。

4,森林浴をしているのと同じように、気持ちを落ち着かせてくれるリラックス効果があります。

天然のイ草には、お部屋を快適に過ごせる機能が備わっています。

紙(機械すき和紙)・樹脂の畳表

紙(機械すき和紙)・樹脂の畳表の特徴

1,豊富な色や柄が選べます。

2,変色しにくい。

3,傷つきにくい。

4,表面にコーティングがしてあるので

天然イ草と比べてという事になります。

詳しいメリット・デメリットはこちらから

畳ヘリ

色々な柄や色があります。

さわはた畳屋では、数十種類もあるから、畳縁を選ぶのが楽しいですよ。

セルフチェックをしてみましょう

畳の構造を勉強したところで、畳の取り換え頃をチェックをしてみましょう。

1、畳のササクレが衣服につきませんか?

2、畳がへこんでいませんか?

3,畳を踏むと沈みませんか?

4,畳が破れていませんか?

5,畳にお線香やタバコの焦げあとはありませんか?

6,畳と畳のすき間は空いていませんか?

7,畳の色が濃い茶色になっていませんか?

8,畳にシミはありませんか?

9、畳が黒く汚れていませんか?

10、畳が湿っぽく、カビ臭くありませんか?

1つでもあれば畳替えのサインですよ。

畳替えの作業の流れと目安をチェックしてみましょう

続いて何年ぐらいたったらどんな作業になるのかの目安をお教えいたします。

*お部屋の使い方によって異なります。

新畳

15年以上過ぎていたらお考え下さい。

畳の床(芯)から取り替えて、すべて新しい畳になります。

セルフチェックで

2,3,5,6,10が気になる方は新畳をおススメします。

表替え

5年前後が表替の目安です。

畳表と畳縁を新しく取り換えます。

セルフチェックで

1,4,5,6,7,8,9,10が気になる方は表替えがおススメです。

裏返し

3年から5年が目安になります。

早めの裏返しで、より美しく仕上がります。

セルフチェックで

1,6,7が気になる方は裏返しがおススメです。

「新畳」「表替え」「裏返し」どんな作業をするのでしょうか?

「新畳」「表替え」「裏返し」の作業をご紹介します。

新畳の作業

新畳とは、畳床・畳表・畳縁を新しく交換することを言います。

新畳にする目安は、お部屋の使い方にもよりますが、15~20年以上がおおよその目安になります。

また、畳が凸凹してきたり段差が出来てきたりと畳の芯が傷んできたら新調する必要になります。

1階など湿気が多いところは早めに新畳にすることをおススメします。

詳しくはこちらから。

表替えの作業

表替えとは、今使っている畳を、畳床(芯)はそのままで、畳の表とヘリを新しくする作業を言います。

畳の張替えと言ったりもします。

4年前後で取り替えるのが良いでしょう

詳しくはこちらから。

裏返しの作業

裏返しとは、今、使っている畳を、畳床(芯)はそのままで、

その畳床(芯)から畳表と畳ヘリをはがし、剥がした畳表を裏返しして、

新しい畳縁を付ける作業を裏返しと言います。

畳表の種類にもよりますが、3~5年が目安になります。

詳しくはこちらから。

まとめ

セルフチェックの結果どうでしたか?

畳は人にとてもやさしい素材で、畳のお部屋は、おじいちゃんおばあちゃんから赤ちゃんまで、家族が健康で・快適・安心して暮らせます。

畳を定期的に交換することをおススメします

尚、わからないことや疑問がありましたら、お気軽にご相談ください。

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