畳替えといっても畳表の素材によって数十種類あります。
どれを選んでよいか悩みますよね?
素材ごとのメリット・デメリットで比較しますので参考にしてください。
Table of Contents
畳表にはどんな素材の物があるの?
大きく分けて、天然のイ草から出来ている物・紙から出来ている物・樹脂から出来ている物
など3種類に分けられます。
その素材ごとに説明していきます。
天然イ草の畳表
畳と言えばイ草を使って作られたものでね。
お米と同じように、イ草も田んぼで苗から育てて収穫して、織り上げて作ります。
田圃の土作りからこだわり、苗から良質な株を増やしていくので、畳表になるまで約2年の歳月がかかります。
天然イ草のメリット
1,お部屋の湿気をコントールしたり、有害物質を吸着したりと、空気清浄機の機能を持っています。
2,夏は涼しく冬は暖かく感じるなど断熱や保温性に優れています。
3,音を吸収するなどの遮音効果があります。
4,森林浴をしているのと同じように、気持ちを落ち着かせてくれるリラックス効果があります。
天然のイ草には、お部屋を快適に過ごせる機能が備わっています。
天然イ草のデメリット
1,メンテナンスに手間がかかってしまう。
掃除や換気をしないと、カビや虫の発生の原因になりやすいです。
天然イ草についてはこちらを参考にしてみてください。
全国い産業連携協議会・熊本県いぐさ・・・畳表活性化連絡協議会HP
紙から出来ている畳表
機械ですいて作られた紙をこより状にして使った畳表になります。
紙表のメリット
1,豊富な色や柄が選べます。
2,変色しにくい。
3,傷つきにくい。
4,表面にコーティングがしてあるので
天然イ草と比べてという事になります。
紙表のデメリット
1,冬は冷たく感じます。
2、夏はべたつきやすい。
3,隙間にホコリがたまり黒ずんでくることがあります。
4,表面のコーティングがはがれると汚くなる。
天然イ草に比べて変色しにくく傷つきにくいと言われていますが、
長年使っていると、全体が黒ずんできてますし、毛羽たちやささくれても来ます。
代表的な畳表は、ダイケン工業の「健やかおもて」シリーズになります。
樹脂から出来ている畳表
ポリプロピレンを主に使い天然イ草にの風合いに近づけて作られている畳表。
樹脂表のメリット
紙表と同じように
1,豊富な色や柄が選べます。
2,変色しにくい。
3,傷つきにくい。
天然イ草と比べてという事になります。
樹脂表のデメリット
1,冬は冷たく感じます。
2、夏はべたつきやすい。
3,隙間にホコリがたまり黒ずんでくることがあります。
天然イ草に比べて変色しにくく傷つきにくいと言われていますが、
紙表と同じように、長年使っていると、全体が黒ずんできてますし、毛羽たちやささくれても来ます。
代表的な畳表は、セキスイ畳の 「MIGUSA」シリーズになります。
まとめ
この様に、畳表と言っても色々な素材や柄がありますので、
居間、寝室、仏間、子供部屋など、お部屋の使い方で使い分けてもよいでしょう。
また、若い時は樹脂や紙表でオシャレな和室を演出してみたり、年を取ってきたら天然イ草の高級品を使ったりと、
自分たちのライフワークや生活シーンによって替えていくのもよいで。
畳が無いおうちでも、置畳を使えば、畳の空間を作れたり出来ます。
半畳9枚をリビングに敷いてあります。