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畳替えのメンテナンスで新畳って何?どう読むの、何をするの?何円くらいかかるの?

畳替えのメンテナンスの中で「新畳」(たたみを新調するとも言います)とありますが、何をすることなのかをご説明していきます。

読み方

新畳…「しんたたみ」と読みます。

業界では…「サラ」と読んだりしています。

畳の構造

新畳についてご説明する前に、畳の構造からご説明するとわかりやすくなります。

 

畳は、畳床・畳表・畳ヘリから出来ていて、機械などで縫い合わせて仕上げています。

畳床

昔は全てワラで作られていましたが、今はポリスチレンフォームとインシュレーションボードの組み合わせが多くなっています。

昔ながら使われてきているもので、ワラを何層にも重ねて作られているもの。

畳ならではの感触や味わい、吸放湿性・耐久性・防音性・復元力に優れています。

ポリスチレンフォームやインシュレーションボードを使用して作られています。

断熱性・防音性に優れています。

主にこの2種類が多く使われています。

他に、ワラとポリスチレンフォームを組み合わせた物や、インシュレーションボードだけで出来たものもあります。

厚みも15ミリ~60ミリと色々あります。

畳表

い草・紙・樹脂から出来ています。

畳表の違い、メリット・デメリットはこちらから

畳ヘリ

色々な柄や色があります。

さわはた畳屋では、数十種類もあるから、畳縁を選ぶのが楽しいですよ。

新畳って何

新畳とは、畳床・畳表・畳ヘリを新しく作る事です。

畳を新調するとも言います。

目安

新畳にする目安は、お部屋の使い方にもよりますが、15~20年以上がおおよその目安になります。

また、畳が凸凹してきたり段差が出来てきたりと畳の芯が傷んできたら新調する必要になります。

1階など湿気が多いところは早めに新畳にすることをおススメします。

以下の事をチェックしてみてください。

1、畳表が洋服や靴下につきませんか?

2,畳表にクボミやヘコミはありませんか?

3,畳表が破れていたり焦げていたりしませんか?

4,畳と畳の隙間が空いていませんか?

5,畳表の色が濃い茶色や黒ずんでいませんか?

6,畳表にシミはありませんか?

7,畳が湿っぽくカビ臭くないですか?

この様なことが気になりましたら新畳に取り替えるサインです。

工期

畳はお部屋ごとにサイズが違いますのでまずは採寸します。

測ったサイズで新しい畳を製作し、後日、畳の交換作業・納品となります。

採寸から新しい畳の納品まで、1週間から10日お時間をいただいております。

相場のお値段は?

畳を新調して新畳にする場合にかかる費用がこちらです。

古い畳の処分代。

新畳の価格。

となります。

畳の処分代

お住まいの役所に聞いてみると処分の方法、業者の紹介などを教えてもらえます。

畳屋さんに頼む場合は、2,000円~5,000円ぐらいが目安になります。

処分だけを頼むと金額が変わる場合があります。

新畳の価格

畳床・畳表・畳ヘリを何を使うのかでお値段は変わってきます。

畳屋さんによって使う材料も違いますので、お値段だけで比べるのはおススメできません。

新畳を作る工程

畳は1枚1枚大きさが違いますので採寸して製作していきます。

床をカットする

新しい畳床を機会にセットして、サイズに合わせてカットします。

畳は、1枚1枚サイズが違うのと、真四角ではないので、そのサイズに合わせてカットする必要があります。

畳の長さと曲を合わせます。

長さを合わせます。

左右の曲を合わせます。

カットします。

動画を見るとわかりやすいですのでこちらから。

畳表を縫い付ける

カットした畳床に畳表を機械で縫い付けていきます。

動画はこちらから。

縁を付ける

次に畳縁を機械で縫い付けます。

動画はこちらから

出来上がりです。

まとめ

畳を長年使っていると、畳床がホコリや湿気を吸ったり、荷物を置いているために、畳床が、へこんだり沈んだり、汚れたりして畳床がダメになり取り替えなくてはならない状態になります。

15年以上お使いでしたら、気持よくお部屋で過ごすためにも、畳を新畳に畳替えをすることをおススメします。

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