畳表と言っても大きく分けて
*イ草や七島草から織られている、天然素材の畳表。
*樹脂や機械すき和紙などで織られている、化学表
2種類に分けられます。
また、国産畳表の産地は
熊本県・福岡県・沖縄県・高知県・石川県がイ草で
大分県が七島草の産地になります。
今回は、国産畳表を98%生産されている、
熊本県で作られている畳表の見分け方をご説明します。
Table of Contents
国産畳表の選び方のポイント
見分けるポイントは、い草の質・量・経糸など
いくつかございますのでご紹介していきます。
い草の品質
よい畳表になるほど
1枚の畳表に使われている
イ草が、長くて、色・粒が揃っていて
い草の本数が多いものになります。
い草の長さ
畳表に織りあげる前にイ草を、5~9種類に分けます。
長いイ草ほど良質な畳表になります。
畳表にはヒゲと呼ばれる部分があり
その長さで良質な畳表を選ぶポイントの1つです。
ヒゲが長いほど良い畳表になります。
高級品
中級品
普及品
畳表の経糸
畳表に織りあげると気に使われる糸で
綿糸系・麻糸系に分けられます。
綿糸系
綿の糸を使って織りあげています。
麻糸系
熊本県証糸
熊本県産の証明として「県証糸」が入っています。 畳表は、ぜひ「くまもと産」を御指定下さい。
麻糸系
麻系糸はリンドウ色やイチョウリンドウ色
綿糸系
綿糸系はイチョウリンドウ色
畳表は、経糸が麻糸系の様に丈夫になるほどイ草を織りこむ量が増やせるので
丈夫で長持ちする畳表になります。
1枚の畳表のイ草の本数にすると
高級品は約1万本以上
中級品は約8千~1万本
普及品は約5千~8千本
使われています。
畳表についているタグ
熊本県産の畳表には、QRコード付きのタグが付いています。
生産者の名前が表示されています。
QRコードを読み取ると全国い産業連携協議会・熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会のホームページが表示されて、
生産者の名前や検索番号を入れると、生産者の情報が出てきます。
たぁみのあんしんドットコム 検索結果 – 全国い産業連携協議会・熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会 (igusa-tatami.jp)
どのように表示されるのかはこちらをご覧ください。
畳替えをしたいけど、どうしたら国産畳表かの判断はどうすの?畳替えをしたけど、本当に国産畳表なの?そんな疑問にお答えします。
い草の品種
熊本県で作られている品種は5種類あります。
ひのみどり系・ひのはるか・夕凪・涼風・在来種とあります。
それぞれ品種ごとに特徴があり、
イ草農家さんの田圃にあっているか
刈り取り時期が違っていたりと
農家さんは、作りやすく拘りを持った品種を選んで栽培しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
畳替えの時に失敗しない畳表の種類の話しをしてきましたが
見積りの時に役に立つポイントをまとめます。
1、ヒゲの長さ・色・粒をくらべてみる。
「ヒゲ」の部分が長いものほど、
色や粒が均一にそろっていて良質な畳表になります。
2、経糸比べてみる
経糸が丈夫になるほど肉厚で腰のある丈夫な畳歩も手になります。
綿→綿々→麻→麻綿→麻麻
3、さわって見る
握ったりして厚みをくらべてみたり
さわることでイ草の粒が揃っているか
畳表に弾力があるかがわかります。
カットサンプルでも十分わかります。
参考資料
国産の98%を作っている熊本県八代市にある産地問屋の肥後物産さん資料です、とても参考になります。
肥後物産株式会社のHPから引用詳しくはこちらから
熊本県い業生産販売振興協会はこちらから
くまもと畳表 | 熊本県い業生産販売振興協会 | Yatsushiro (kumamoto-tatami.com)
全国い産業連携協議会はこちらから
全国い産業連携協議会・熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会 – 全国い産業連携協議会・熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会 (igusa-tatami.jp)
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