畳替えってどんなことをするのでしょうか?
今回は、「畳表替え」がどんなことをしているのかをご紹介いたします。
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引取り
畳を引き取りにお伺いします。
玄関などに傷がつかないように養生をします。
部屋の状況を確認します。その時に、隙間や凸凹していないかを見てあれば印をつけます。畳の下の床も確認します。
シロアリを発見!
という事もありますので、畳替えは定期的に!
畳が沈んだりする原因の多くが床板が傷んでいることが多いいです。
家具などの荷物があれば、道具を使い、畳を上げたところに移動させます。
床の掃除も当社で行います。
こんな、軽トラックでお伺いします。
どのように頼んだらよいのか?どんな人が来るのかはこちらから
店での作業
工程として4つの作業になります。
古い畳表をはがす
引き上げて来た畳を、先ずは、畳の芯から畳表(ゴザ)をはがします。
畳表を縫い付けているヘリがついていないほうからはがします。
続いて、ヘリをはがします。
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寸法を測る
畳はお部屋ごとに寸法(サイズ)が違いますので、一枚一枚の寸法(サイズ)図らないといけません。
畳業界は、まだ、尺貫法を使っています。赤い印が基準で、そこからどのくらい大きいのか、小さいのかを見ます。
畳表を張る
補修
畳に隙間や凸凹がある場合は補修します。
基準を付ける
畳の目にそろえるために、基準である方向、上前に、左右と真ん中に切り込みを入れる。
畳の芯に縫い付けます。
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ヘリを付けます
寸法通りに切り落とした畳にヘリを付ける作業を行います。
イ泥を落とす
イ草についているイ泥を落とします。 *イ泥とは、畳表のツヤや品質を保つためにイ草を泥染めをした時についている泥の事を言います。
まずは、ブラシをかけます。
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続いて掃除機で吸い取ります。
続いてイオン抗菌剤を吹き付けます
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仕上がりました。
まとめ
昔は、すべての工程を手縫いをしていましたが、今は機械で仕上げます。
この作業のポーズは、お客様によく言われます。
機械を使うことで、より正確に仕上げることが出来ます。
しかし、基本である手縫いが出来ないと、機械を扱うのではなく、機械に振りまわされてしまいますので、手縫いは大事です。
その為に、私も齋藤君も「東京都畳職業訓練校」を卒業しました。
私は、国家試験であります、「畳1級技能士」を持っています。