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和室の日ごろのメンテナンスってどうするの?カビ・ダニはどうするの?賃貸の方にも役立ちます。

そもそも畳ってどんなもの

畳の名称

畳の構造

 

畳床(たたみとこ)-畳の芯の部分 種類ーわら床・わらサンド床・建材床

畳表(たたみおもて)-畳床にまいてある 産地ー熊本(肥後表)・広島(備後表)・中国産・化学表(紙や樹脂で出来ている)

畳縁(たたみべり)-畳床の横に縫つけてある 種類ー麻・綿・化繊・絹

畳のサイズ

京間ー京都を中心に関西地方 大きさ 6尺3寸×3尺1寸5分(約191㎝×96㎝)

中京間ー名古屋を中心に中京地方 大きさ 6尺×3尺(約182㎝×91㎝)

関東間ー東京を中心に関東地方 大きさ 5尺8寸×2尺9寸(約176㎝×88㎝)

大きさは基準で、その部屋ごとにサイズが変わりますので基準の大きさから作っていきます。

畳はフルオーダーで作ります。

畳替えの時期

新畳

使い方にもよりますが、15年から30年が目安です。

表替

使い方にもよりますが、3年から5年が目安です。

裏返し

使い方にもよりますが、3年から5年が目安です。

*定期的なメンテナンスは畳床と床板の感想と点検(シロアリの早期発見)などのメリットがあります。家の健康診断ともいえます。

*畳表がささくれ、すり切れ、畳縁が切れたら時期が過ぎています。早急に畳替えをしましょう。そのまま使い続けると健康を害するおそれがあります。

畳の上手な使い方

乾いたタオルで拭く

特に新畳は水拭きしないでください。

基本的にはからぶきですが、「どうしても」という時は、タオルを濡らした後かたく絞るか、洗濯機の脱水機にかけて余分な水分を飛ばしてから使ってください。

掃除機を使用するとき

畳の目に沿って何度か往復させてください。

ジュータン・ござを敷き詰めない

畳にほこりがたまりやすく不衛生になります。

湿気がたまりやすくなり、ダニ・カビが繁殖しやすくなります。

畳の下には新聞紙を敷かない

畳替えの時に古い新聞を読むのは楽しいですが、紙は湿気を呼びますので、特に1階は湿気やすいです。湿気が気になる方は防湿紙を敷いてください。

ソファーなど重たいものを置く時

畳と触れるところに少し大きめな当て板をしてください。

天気が良い時はお部屋に風を通してください。

2か所以上で対角線に開けてください。風を通すことでお部屋の湿気が無くなります。

和室のお手入れ

梅雨時期や雨が続く時のジメジメした湿気はいやなものです。

しかし、ダニやカビは大はしゃぎ!

こんなところに注意してください。

押入の中

暗くて気密性の高い押入の中は、非常に湿度の高い場所です。除湿剤を置いたり、物と物の間に隙間を作って乾燥と風通しに気を付けましょう

襖紙を張り替えることも効果があります。

タタミと床板

昔は年に一度は畳星をしていましたが、図のように畳を少し持ち上げるだけでも効果があります。

梅雨時期や雨が続く時はエアコンの上室や除湿器を使うのも効果的です。

*畳が重くて出来ない時はお声かけ下さい。

家具のうしろ

空気のよどみや静電気等でホコリや湿気がたまったり、カビが発生したりします。また、ダニの発生の原因にもなりますので清潔にしておきましょう。

梅雨時期や雨が続く時の湿度は、カビ、ダニの快適環境です。晴れた日は窓を開け、雨天の日間窓を閉め、室内の湿度を下げるように心がけましょう。

網戸が破れていたりすると窓があけにくいので破けていたり穴が開いていたら、

張り替えましょう。

新しい襖紙は紙が水分を吸ってくれるので、障子紙を張り替えるとカビを防ぐことが出来ます。

床下換気口

床下の風通しが悪いとカビ・ダニはおろか、シロアリの発生の原因になってしまいます。床下換気口がふさがれていあないかチェックしてみましょう。

知ってくださいダニとカビ

お部屋の換気・掃除をこまめにすることでカビ・ダニの繁殖を抑えることが出来ます。

ダニは、湿度と温度が高い夏などの環境が大好きです。

温度20~30℃、湿度60%以上、チリやホコリなどのえさがある、このような条件でダニが繁殖しやすくなります。

布団・ぬいぐるみ・ペット・食べ物等にもダニは生息しています。

ジュータン・ゴザを敷きつめない

*畳表の目がつぶれる。

*畳にホコリや湿気がたまりやすくなり不衛生。

*しっけがたまりやすくなり、だに・かびがはんしょくしやすくなる。

*畳表の油分が無くなり、傷みやすくなる。

直射日光を避け、高温にならないように

香辛料や観物などに発生するシバンムシ類(2,5㎜赤・茶褐色)に畳にも穴を開ける被害にあうことがあります。特に2回以上は。直射日光を避け、高温になりすぎないようにしてください。

*大量発生するとシバンムシの幼虫にシバンムシアリ型ばちによる人への被害もまれに起こります。

結露が見られる住宅は、カビが発生しやす。

最近の住宅は、気密性が高く、暖房器具の普及で結露が発生して、冬のほうがダニやカビがより繁殖することが多くなってきています。

カビは、温度が0℃であっても、湿度さえあれば繁殖することが出来ます。

*カビや結露が発生するようでしたら、加湿器の使いすぎに注意しましょう。また、北側のお部屋と押入は、結露しやすいのでこちらも注意しましょう。

畳は快適生活のバロメーター天然素材の畳にとって良い環境は人にとっても快適な生活環境になります。ダニやカビを繁殖させないように上手にお使いください。

関連記事としてはこちらをご覧ください。

畳の応急処置

畳にカビが生えてしまったら

カビを乾燥させて、掃除等で吸い取り、消毒用エタノールを、水1:エタノール7に希釈して、霧吹き等でまんべんなく吹きかけて、拭いてください、その後は、良く畳を乾燥させてください。

畳に焼けこげを作ったら

たばこやお線香のように小さい場合は、オキシフルで漂白し、ロウを垂らして穴を埋め、セロハンテープなどを張って焦げ穴を大きくしないようにしてください。

あやまって醤油・ソースなどをこぼしてしまったら

小麦粉を直接振りかけて、吸わせてください。最後に掃除機で吸い取ってください。

畳の表面に額の跡がついたとき

濡らしたタオルをあてがいスチームアイロンをかけると目立たなくなります。

 

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