Table of Contents
カーテンから雪見障子に変えたきっかけ
今回ご依頼いただいたのは、東久留米市にお住まいのお客様です。
ご両親のお家を解体されることになり、
そこに「雪見障子」が残されていました。
「思い出のある建具をそのまま処分するのはもったいない。
できれば今住んでいるリビングで活かせないだろうか…」
と考えられ、ネットで検索をしているうちに
当店のブログをご覧いただきました。
「ここなら相談できそう」と感じていただき、
今回の施工をご依頼くださいました。
参考にした記事がこちらです。
施工前の様子
リビングにはカーテンが取り付けられた大きな掃き出し窓がありました。
洋風の雰囲気でしたが、ここに雪見障子を取り入れると
大きく印象が変わります。
リビングの窓に雪見障子を設置する施工の工夫
障子の幅はほぼぴったりで、少し重なる程度でしたので
大きな問題はありませんでした。
しかし課題は高さ。障子の丈が窓の高さに対して小さく、
そのままでは隙間が生じてしまいます。
欄間を新しく作って高さを調整
解決策として、窓の上部に「欄間(らんま)」を新設し、
障子の丈を補いました。
欄間を作ることで、隙間をなくすだけでなく、
全体の見た目も自然に整えることができました。
鴨居と敷居を加工して対応
さらに、障子をはめ込む鴨居(上部の溝)と敷居(下部の溝)は、
既製品では最大2メートルまでしか対応できません。
そこで、2セット購入して1セットを加工し、
リビングの窓にぴったり合うように調整しました。
施工後の変化と雪見障子の魅力
障子が入ったリビングは、カーテンのときとは見違えるほど
雰囲気が変わりました。
-
やわらかな光:障子紙を通した光はやわらかく、
部屋全体が明るく落ち着いた空間に。 -
視線のコントロール:外からの視線を和らげつつ、
室内からは庭の景色を楽しめる。 -
雪見障子の機能:下部分を上げ下げできる仕組みがあり、
外の景色を切り取るように眺められるのも魅力です。
お客様の声
「欄間を作ってまで設置していただけるとは思いませんでした」
「両親の家で使っていた雪見障子をこうして新しい家で再利用できて、本当に嬉しいです」
「冷たく感じたリビングが、障子のおかげで温かみを感じます」
と、大変喜んでいただけました。
まとめ|リビングを障子に変えるメリット
今回のように、カーテンを障子に替えることで、
リビングが一気に和モダンな空間に生まれ変わります。
特に雪見障子は、外の景色を楽しみながら
プライバシーを守れる優れた建具です。
「寸法が合わない」
「古い障子を再利用したい」などのお悩みでも、
当店では現場に合わせて調整・加工を行い、
思い出を活かしたリフォームをお手伝いいたします。
西東京市を中心に、障子・襖・畳のリフォームを承っております。
お気軽にご相談ください。
お問い合わせやご相談は、LINE公式が簡単で便利です。
さわはた畳屋 | LINE 公式アカウント