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国産畳表の産地、熊本県八代市に畳表の製織体験をしてきました。製織編

皆様に、より良い畳をお届けするために
国産畳表の95%を生産する熊本県八代市に
畳表の製織体験をしてきました。

品質の良い畳表はどのように作られているのか、
良質の畳表の見分け方などを
イ草から畳表までを作られている農家さんに
訪問して、体験をさせて頂きながら勉強してきました。

今回は、いよいよ製織です。

霧吹き

選別したイ草には、乾燥して硬くなっていますので
硬いまま織機に入れるとキズになりやすいので
イ草に霧吹きをして湿らせます。


水分を含むことで見えてくるキズや色違いもありますので
又、選別も行います。

織りこみます

湿らせたイ草の束を
織機に入れて畳表へと織り上げていきます。


赤丸してあるところにイ草の束を入れていきます。

おかれたイ草の束は、
左右からイ草を飛ばして織りこんでいきます

動画を見るとわかりやすいので
こちらをご覧ください。

い草飛ばし説明 – YouTube

飛ばされたイ草は機械により織りこまれていきます。

その様子はこちらから。

打ち込み – YouTube

イ草を織りこんでいく機械のスピードは農家さんによって変わってきます。

私が選別したイ草を織りこんでいる部分


黒い筋より上がそうです。

仕上げ

織っていく過程でどうしても
イ草が切れたり
1本1本織る所を2本になったりとしてしまいます。

又、農家さんによって機械のスピードが違ってきます。
速いとキズになりやすいのです。

これでは製品としてダメなので
切れたイ草などは抜いて仕上げていきます。

まとめ

イ草の選別作業をしっかりやっておくと
イ草の粒が揃っているので2本同時に織ることは無く
途中でイ草が切れることも少ないのです。

なので、イ草の選別は重要になってきます。

この様に、畳表に製織するには手間と時間がかかります。

手間と時間をかけた畳表は

お部屋に敷きこんだ時は青々とキレイに仕上がり

使うほどにマスマス飴色に美しくなってきます。

今回のブログは3回に分けて紹介しています。
農家さんの紹介編イ草の選別編、とあります。
気になる方はこちらから。

国産畳表の産地、熊本県八代市に畳表の製織体験をしてきました。農家さんご紹介編

国産畳表の産地、熊本県八代市に畳表の製織体験をしてきました。イ草の選別編

この『製織体験』研修を企画をして頂いたのは
熊本県八代市にある畳表の産地問屋の

肥後物産さんです。

肥後物産株式会社 – 全国の畳店をご紹介 (higobussan.com)

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