今年も、国産畳表の95%を生産する熊本県八代市にある、(同)さわはた畳屋の契約農場にイ草の刈り取りをお手伝いしてきました。
畳表になる材料のイ草の刈り取り作業を行う中で今回は、刈り取ったイ草をの泥染め作業をご紹介します。
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泥染めする理由
なぜ?泥染めする必要があるのか。
それは、畳表の品質を保つため。イ草独自の、色・ツヤ・香りを出すために天然染土を使い泥染めを行います。
泥染めする前に
刈り取ったイ草は、しばらくすると熱を出して枯れてしまうので、水をかけて落ち着かせます。
又、この作業をすることで、天然染土がイ草にキレイにむらなくイ草に染まります。
地下水を使いイ草にシャワーを浴びてもらっています。
今回、炎天下での作業を行っていましたので、気持ちよさそうです。
動画はこちらからご覧ください。
泥染め作業
シャワーを浴びたイ草を専用の機械で泥染めします。
ここに天然染土を配合した水を張り、イ草を入れて染めます。
イ草を入れたコンテナごと入れます。
動画のほうがわかりやすいので、
入れる作業はこちらをご覧ください。
出す作業はこちらをご覧ください。
システムで泥染めする理由
泥染めするやり方は色々ありますが、この様にコンテナにイ草を積んで専用の機械を使って泥染めするのは、
イ草に水圧がかかり均等に染まるからです。
しばらくするとこんな感じになります。
この後、乾燥機に入れてイ草を乾かします。
そのお話は次回ご紹介しますのでお楽しみに。