西東京市で畳、襖、障子など和室のリフォームをしている合同会社さわはた畳屋、澤畠です。
今回は畳の選び方ガイドとして、畳表の表面についてお話ししていきます。
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畳表の素材の種類:天然い草と樹脂系素材
畳表の表面に使われる素材ですが、具体的にわけるとどういった種類があるのでしょうか?
畳表に使われる素材は、大きく分けて2つの種類があります。
天然で作られているい草と、それ以外の紙や樹脂などで作られているものに分かれます。
紙で出来ている畳も表面に樹脂を加工しているので、結果的には天然のい草と樹脂のものとの2種類に分けられますね。
つまり、畳表は大きく分けて
- 田んぼで栽培された天然素材い草の畳
- 工場生産の紙や樹脂系素材の畳
の2通りという感じでしょうか?
はい、そうですね。
天然素材のい草:畳表の見た目の種類
天然素材のい草を使った畳の表面ですが、見た目でわけるとどういった種類に分けられるのでしょうか?
大きくわけると、国産、外国産の違い、織り方の違いがあります。
これは、畳表を織り上げていく時のピッチの長さや幅、糸の種類や本数などを変えることによって目の詰まり方が細かくなったり、織り目が斜めに見えるなど、畳表の見え方が変わってきます。
そして、織り方にはさまざまな織り方があります。
- 国産or外国産
- 織り方
色が違って見えるような柄の畳もありますよね。
それについてもお聞かせください。
色が違って見える柄には2つあります。
市松柄
一つは、「市松柄の畳」ですね。
これは、い草の「青い部分(先)」と「白い部分(根っこ)」を入れ替えて縫うことによって色味の違いを出しています。
畳全体に柄があるのではなく、畳縁をつける両端の部分のみ市松模様になります。
い草の真ん中部分は中間色になるため、ゴザの真ん中部分は色が薄くなります。
市松敷き
もう一つは、「市松敷き」という敷き方で市松模様になるものがあります。
ヘリなし畳を、畳目方向の向きを交互にして敷き詰めることで大きい市松模様に見えます。
畳の等級を変える要素とは?
畳の等級を変える要素って他に何かありますか?
畳表に使われているい草の本数の量、多いor少ないで等級が変わってきます。
い草の使用本数が多いと、どういうメリットがあるのでしょうか?
い草の使用本数が多いと、畳表の密度が濃くなるので、畳の強さや退色した時の色合いなどが違ってきます。
い草の本数が多いほど、密度が高くなり、良い畳とされています。
畳の表面がきめ細かく見えて、より美しく見えるということですよね。
たとえば畳表の密度以外に、草1本1本の等級というのはあるのでしょうか?
そうですね。長いい草が良いものとされています。
長さのあるい草の場合、真ん中の良い部分を使って織り上げることが出来ます。
他にも、色合いと同時にい草の太さも揃っているかという点も見ます。
このあたりの違いによって等級も変わってきます。
色・本数・粒などによって5種類〜7種類ぐらい分け、そこから畳表に仕上げて皆さまにお届けしております。
今回は等級の調べ方、特に天然素材についてのお話しを伺いました。
ありがとうございました。
以下の条件が揃うと等級が上がる。
- 長さ
- 色合い
- 太さ
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本日はありがとうございました。
ありがとうございました。