今回は「畳の仕上げ方について」お話をしていきます。
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畳の施工方法の種類
畳を敷いたときの見え方(施工方法)が素材以外にもいくつかあると思うのですが、大きく分けると何種類あるのでしょう?
大きく分けて、和室に「敷き込むタイプ」と洋間の板の間などに置く「置き畳タイプ」の2種類になります。
つまり「置き畳タイプ」はフローリング等、完成されている床材のような所に畳を並べて置いていくというタイプですね?
そうですね。
簡単に和室が作れます。
置き畳の用途とメリット
「置き畳」は、どういったケースで使われることが多いですか?
お客さまで多いケースは、赤ちゃんや小さいお子さまがいらっしゃる方。
おむつ替えや、ミルクをあげるときに板の間だと、膝をついた時に骨が床に当たって痛いですよね。
なので、半畳、80㎝角くらいの「置き畳」を4〜6枚ほど板間(板敷きの部屋)に置きます。
その上で、お子さまのお世話をしていただくイメージです。
たとえば、お孫さんを連れて遊びにこられて、急に育児スペースが必要になった時などに良さそうですね。
それだけでなく、休みやすくなるためにもおすすめです。
休みやすくなるというのはどういうことでしょうか?
少しゴロンと横になりたい時にということです。
それは赤ちゃんだけでなく大人も?
元々、椅子に座るような使い方を想定していたお部屋で、床に座りたい時や横になりたい時に「置き畳」があることによって気軽に休める。
お部屋の使い方を簡単に変えられるということですね。
板の間でリラックスしたい時、ゴロンと寝転ぶことが簡単にできる「置き畳」をおすすめしております。
お客さまにおすすめすると、ご購入される方も多いです。
畳のヘリの種類と特性
通常の畳は敷き込むかたちですよね?
そういうかたちのお部屋でも、見え方や加工の種類とかはあるのですか?
そうですね。畳に縁(ヘリ)が付いたタイプとヘリがないタイプの2種類に分かれます。
ヘリがついているタイプは、よく見る畳の横に付いているフチの部分ですよね。
ヘリのないタイプというのは、畳の表面がすべてを占めていて、よくあるのは正方形のタイプでしょうか?
そうですね。正方形で畳表を折り曲げるタイプで、ヘリが付いてないかたちになっています。
ヘリの付いた畳とヘリのない畳の違い
それぞれメリット、デメリットはあるのでしょうか?
ヘリがある物のメリットとして、傷みづらく形が崩れにくいというのが大きなメリットになります。
角の強度が強いということですか?
そうですね。角の強度を強めるためにヘリを付けております。
ヘリなしはとてもお洒落なのですが、角の強度がどうしても弱くなる。使っているうちに弱くなってくるので、頻繁に使うお部屋にはおすすめしておりません。
特別なお部屋でお使いくださいということですね。
お洒落な演出としては、すごくおすすめできる物なので、あまり使用頻度の高くない特別なお部屋に使っていただきたいですね。
ヘリなしは、素材が天然でも天然でなくてもヘリなしに出来るのですか?
天然でも天然でなくても(樹脂系)ヘリなしタイプに出来ます。
畳表を曲げて作っています。
畳のヘリのカラーバリエーション
畳のヘリ(縁)の色についてですが、テレビドラマなどで観ていると黒や茶色が多いようなイメージですが、実際にはどのくらい種類があるのですか?
実際にいろいろな所から集めると日本全国で数百種類あります。
その中から、当店では60種類に絞って、皆さまにおすすめしております。
色だけではなくて柄のものもあるのですか?
40種類くらいの柄と、20種類くらいの、さまざまなお色の無地のものを取り揃えております。
ヘリの素材もバリエーションがあるのでしょうか?
素材については、昔は綿などがあったのですが、今はポリエステルなど丈夫で日焼けしにくく強い物を使っております。
ショールームで見て触って相談できます
澤畠さんのところにご相談に行けば、ヘリの種類や加工の仕方など、さまざまなご提案をしていただけるのですか?
当店では小さいながらもショールームを用意しております。
敷き込んだ状態のいろいろな畳や、いろいろなヘリの種類を実際に見ていただくことができます。
ぜひお立ち寄りください。
これはアポなしで行っても良いですか?
それとも予約したほうが良いですか?
予約なしで来ていただいてもかまわないのですが、不在の時がありますので、お電話などで事前にご連絡をくださると助かります。
ご説明やいろいろなサンプル、カタログなどを見ていただくことができますので、ぜひご予約のうえお越しください。
ご予約方法としてはお電話のみですか?
当店では電話の他に、「LINE公式アカウント」というとても便利なものがあります。
他にもメールなどもございますので、お客さまのご連絡しやすい連絡方法でご活用ください。
お店では現物を見ながら、相談したり、いろいろ知ることができるということですね。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。