畳というと古臭いイメージがあるかと思いますが、実はすごい機能が沢山あります。
畳の原材料になっているのがイ草です。
イ草にはとてもすごいパワーが沢山ありますのでご紹介します。
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イ草の機能はすごい!
畳に使われているイ草って、いつから日本にあって、どんなものなの?イ草についてからお話ししましょう。
畳に使われているイ草とは何でしょう?
い草は、古くから日本中に生えている植物の一種です。
原産地はインドになります。
シルクロードから朝鮮半島を経由して日本に伝わったと言われています。
知らないだけであなたの庭にも生えているかもしれません。
こんな使い方もしていました
イ草は別名、「トウシンソウ」と言って、茎の中の芯は油を良く吸い上げる性質を持っているため、電気の無い時代は行灯(あんどん)やろうそくの灯芯(とうしん)として使われていました。
又、江戸時代は、薬草としても重宝されていました。
現在、国産のイ草の95%は熊本県で生産されています。
畳には何本くらいのイ草が使われているの?
畳1枚に使われているイ草は、約4,000~7,000本使われていて、
高級品ほどイ草の本数が多く、厚くて耐久性があります。
イ草は呼吸をします
イ草は1本1本の中身がスポンジ状になっています。
この部分が畳ならではの柔らかさや、調湿機能・有害物質の吸収・断熱性・保温性の機能を持たせることになっています。
使い続けていると、このスポンジ部分がつぶれてきてしまい機能が落ちてきてしまうので、畳替えをするのです。
まとめ
奈良時代からイ草を使った敷物(今の畳の原型ともいわれています)がありました。
なぜ?使われ続けてきたのかは、日本独自の気候に合った、イ草の力があったからだと思います。
天然イ草だからこそ、日本だ長く使われ続けているのです。
使い続けていると、イ草がつぶれてきて効果が無くなってきますので、定期的に交換しましょう。
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