西東京市で畳ふすま障子など和室のリフォームをしている、合同会社さわはた畳屋の澤畠です。
今回は畳のオーダーメイドサービスについてお話をしていきます。
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畳の配置の自由度:オーダーメイド vs 規格型置き畳
畳は基本的にはオーダーメイドですよね。
反対に、オーダーメイドじゃない規格型の置き畳はあるのでしょうか?
一応、置き畳としてはあります。
板の間などに置く畳は規格がありますし、大きさを指定して作ることもできます。
たとえば、6枚敷いたとして、それぞれの位置や向きも変えたりできるということですか?
はい、変えられます。
同じように見えるお部屋の畳:実は畳の配置は決まっている
一般の畳のお部屋に関して、たとえば隣の家の畳を持ってきて取り替えることは出来るのでしょうか?
ほぼ、できないです。
難しいのですね。
パズルと同じで、配置が決まっており、向きも一つ一つ違います。
そういう理由で、隣の家から畳を持ってきても入らないです。
また、同じ家の違う位置に敷いてある畳も、配置変えであっちの畳をこっちに持ってくることや、上下を取り替えることもできません。
各部屋ごとに、畳一枚の形が違ってそれぞれの部屋の形に、きっちりフィットしているということですね。
そうですね。
寸法取りは大切:畳の大きさは部屋ごとに異なる
畳を作られる時は、やはり測量してから作られるのでしょうか?
もちろんです。
お部屋に合わせて、寸法を測り、畳に仕上げておりますので、部屋ごとに畳の大きさが違います。
正方形とか長方形に見える畳の部屋も、実は歪んでるって事なのでしょうか?
極端な話、三角形になる場合もありますので、それだけ厳密に寸法取りはしております。
畳の敷き込みで避けるべきこと:配置替えが出来ない理由
先ほどのお話に戻りますが、隣の家や違う配置にある畳を持ってきて敷き込むことは出来ないというお話。
出来ない理由は、寸法だけの問題ですか?
他にも、理由があるのでしょうか?
新旧の畳同士で畳の厚さや素材が違うと、敷き込んだときに高低差が出てきます。
そうすると、畳の上を歩いたときに、柔らかい部分と硬い部分の段差で、違和感がありますので、おすすめはできません。
仮に、運良く寸法がぴったりだったとしても、素材の違いが問題になるんですね。
板のような硬い部分とマットのような柔らかい部分で、踏み心地の異なる畳同士が隣り合わせになるところができてしまうのですね。
そういうことになります。
厚さの種類は多いのでしょうか?
15ミリから60ミリまでと、5ミリ単位で幅広くご用意ができます。
それだけ厚さに幅があるので、隣の家から畳を持ってきたとしても厚さに差が出る確率が高いですね。
最小の段差でも5㎜ほどの段差ができる場合があります。
5ミリだと完全につまずいて小指を打ってしまいますよね。
そうなんです。
危ないですよね。
そういう理由で、他の家からとか別の配置場所にあった畳を持ってくる、というのはちょっと現実的じゃないんですね。
畳に問題があった場合は測量し直すということですよね。
そうですね。
1枚だけ取り替えるつもりだったとしても、やはり、そういったことが起きてしまいます。
もし畳に何か問題がある場合は、お部屋の畳を全部、取り替えることになります。
わかりました。
こういった相談、たとえば写真を送って
「この部屋だとどうですか?」
みたいな相談って可能なのでしょうか?
そうですね。
写真だけでは、お答えできる範囲はどうしても限定されますが、可能な範囲で相談は受け付けております。
LINE公式アカウントなどで、お気軽にご相談ください。
今日はありがとうございました。
ありがとうございました。